前に同じような文章書いたかもしれませんけども。
自分は昔からネガティヴな歌詞や暗い雰囲気の音楽が好きでした。そして若くして死んだアーティストに惹かれてました。人の死にはきっと何か意味があると思っており、曲にも偶然であれ何であれ何か意味があるのだと感じていたからです。バディーホリー、ジミヘン、ドアーズ、ジャニスジョプリンらを筆頭に。或いはまた精神的におかしくなった人などにも興味を引かれました。それには意味があるしそれがどういう理由でもたらされたのかを知りたい欲求にかられました。わざわざ暗い理由を探し出して聴くのは変な音楽の探し方だとは思うんですけど、これはもうどうしようまない習性です。んで人の死についてはただランダムに訪れるだけなんだと理解したのは30歳手前のことでした(アホやからねw)。
ALEXANDER SKIP SPENCE(アレクサンダー・スキップ・スペンス) 音楽家としての名声を得るもドラッグによる精神障害などでその生涯を終えた人間です。この人について知っていることはごくわずかで、CDに添付されてる解説のほかは何も知識がありません。多分雑誌でCD紹介見たときにドラッグ中毒とか自分に響くマイナスなキーワードが何か書かれていたんでしょうね。死は誰にでも平等に訪れるけど、精神世界で違う風景を見てきた人はどうかなのか。ある種思い入れというか肩入れがあるのか、シド・バレットとかこういう人のむき出しな存在感な人は別に歌詞などなくても、極端なはなし鼻歌程度でもいいんですよ。どうせ何か音を出して声が聞こえれば受け取る側が勝手にビンビン感じてしまうから。おかしくなっちゃうなんていうのは何かを突き詰めた人ですから、かような人の発する音はやっぱり通常の音とは違うと思ってるんです未だに。
経歴など(CDアルバム『OAR』より)
クシックシルバー・メッセンジャー・サービスの初代メンバーにギター兼ヴォーカルとして参加、その後1965年ジェファーソン・エアプレインのドラマーとして参加するも3曲で方向性の違いから脱退。そして66年サンフランシスコ・サイケデリック・バンドのモビー・グレープとして高い評価を得る。レコード会社争奪の末コロンビアレコードと契約し5曲を提供したところでドラッグが原因と思われる奇行で精神病院へ投獄され6ヶ月の病院生活をおくる。モビー・グレープは彼の曲を1曲以上加える形でアルバム6枚をリリースする。そして退院後1969年には6日で28曲のレコーディングを行い、ギター、ベース、ドラムなどの楽器を全て独りで演奏したソロアルバム「オール」を出す。そして彼のトリビュート・アルバム(メンバーはロバート・プラント、ピーター・バック、ベック、トム・ウエイツ等)の完成を見る直前の1996年4月に52歳で他界。
CRIPPLE CREEK
ソロアルバム『OAR』の2曲目から。
この曲からはシド・バレットのSWAN LEEを連想させます。いい曲が多いのですよこのアルバムは。
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