電波系の次は痴呆系でも紹介しますか。濃い話題続きますがこの際だ!
この本は三年間老人病院に看護助手として働いた著者が、
老人病院や福祉施設で介護を受けることと引き換えに、自らの『死』はおろか『老い』の主権までも何者かに引き渡さなければならないように思えてならない、『老い』(それに連なる死さえ)というものが社会のシステムによって都合よく隠蔽されているという事実を、またソレに係わる医療従事者のドイヒーな実態を独自の視点から書き綴った書です。
痴呆系は村崎百郎による本ではありませんが出版には関わってるようです。いわゆる根本敬の同盟つながりと申しましょうか。先日ブログで紹介した村崎の書いた「キチガイ」を「社会に見放された痴呆老人・施設に置き去りにされた老人」に置き換えてみるとこんな本になる感じになるって感じですかね。医療現場に一冊は置いておくべき。メディアで老人医療について綺麗事をいう前にこの本を読みやがれ~。 笑えます。怒ります。そして泣けます。
本に載ってた痴呆老人の発した宇宙の向こう側の言葉傑作選
『夏服をむごく取り得に運命垂らして片隅絞りなさい』
『ぽつねん自由でスはひとりぼっちで魂』
『頭のむこうで子猫が乳吸いたそうにあつまれ』
『ましな石蟹諸手でえっちゅう消せますか』
『謝謝(シェーシェー)あまから人情でございます』
『媚びつつ人生ささやか食べ残し』
『あらあら永久がないのに休みがいいわね』
『力士が!力士が、何故どこまで力士がやってくる』
『あたしを釣ろう、ったって天の筋がピシャン!』
『あの坂もこの夜も幾つもお葬式がおこなわれてて・・・わたしはいつだって独り でもその目的はわたしを皆殺しなんですよ いつだって7人か9人の殺し屋が窓の向こうでご無沙汰地獄してるんです その人達が誰かは、しまわなくても知ってるんですよ でもこんなつらいのに誰かは言えない はやく帰りたいのに日が暮れる恋なのかしら・・・ 合掌ですね』
面白うてやがてかなしき痴呆かな・・・
εεεεε(・ω)ノ んだ~♪
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